【共働き夫婦と猫が暮らす家】理想と現実、猫と人間の暮らしやすさとは【1話】

猫と暮らす家

「もっと広いお家で猫と暮らせたらのびのび過ごせてより幸せなのかな?」

 

2DKの狭い賃貸マンションで猫じゃらしをブンブン振り回しながらふと思いました。

広々とした走り回れるような廊下、憧れのキャットウォーク、日当たりのいい窓、おしゃれな猫仕様の設備たち…。

SNSを見ているとうちもこんな風に暮らせたらいいなぁと夢がいくらでも膨らみます。

とはいえ、我が家の財源は有限である。

ぶっちゃけ、すべてを猫ファーストによせることが厳しい。無理。

目指すは「現実的な予算内(生活が苦しくならない程度の余裕)で猫も人間もほどよく暮らしやすい家」がほしい。

ガンガンにDIYできるところはしていけば予算を抑えつつ憧れに近付けるのでは…?

ということで、甘い夢とほろ苦い財布事情。共働き家庭の我が家の家探し&家づくりの記録をリアルにまとめた記録を残していこうと思います。

引っ越しを考えるきっかけ

築50年ほどの古めかしいなんとか探した猫飼育可なマンション。能登半島の地震では「あ、これは危ないな」と危機感をおぼえるほどに揺れました。このまま建物と運命共同体になるのでは…?猫だけは勘弁してほしいと考えながら机の下に隠れておりました。

しかし、築浅な賃貸を探してみましたが希望するのような猫飼育可能物件は見つからず。待てばもしかしたら見つかるかもしれませんが、私の住む地域では賃料をあげにあげまくるか、そのまま横ばいかが限界でした。

猫飼育可物件の少なさたるや。ソシャゲのSRの排出率と同じレベルです。まさに詰みゲー。

「猫以外にはお金もかけてないし、衣住食でも住くらいはお金をかけてもいいのでは?」と夫の鶴の一声もありコソコソと家探しをスタートしたのです。

 

猫と暮らす家探しの条件を定義する

家族の中で「絶対に譲れない条件」「できたらいいなとおもう理想の条件」を整理しました。

どういう生活を実現したいのか、飼育スタイルと我が家の猫の性質を加味して条件を選定していきました。

優劣もなく、人によって「いい家」というのは変わるのです。

絶対に譲れない条件

  • のんびり日向ぼっこが楽しめて日当たりがいい
  • 猫が侵入しないようにキッチンの位置が独立型にリフォームしやすいか(アイランドキッチンや部屋の中央に壁付けキッチンという位置関係ではない)
  • 耐震等級3
  • 吹き抜けなし
  • 動物病院が近所にある
  • ステンレス階段なし
  • 外の風景が楽しめる
  • リビング15畳以上

一年中エアコンをつけているので、冷暖房の消費がいかに抑えられるか、猫が安全に過ごせるのかをランニングコストを重視していこうと決意していました。

あと揺れを強く感じた家(旧耐震基準の家)は生命の危機を感じたので除外です。(建売の場合耐震等級をとっていないまたは耐震等級1レベルがごまんとあります)

キッチンの位置関係を変えるのには置き替えになるので200万円ほどかかるそう。(不動産屋のお兄さん情報)

理想の形はカウンターキッチンでこういう状態にリフォームすることですね。

キッチンが閉鎖しやすそうな位置に最初からあることが優先順位が最も高いです。安全第一。

(引用:サンリフォーム「猫のための家づくり-人にも猫にもやさしい住まい-」

また、猫が窓の外の風景を見ているのは人間がテレビを見ているのと同じくらいの娯楽感覚だそうです。窓の外の鳥なんかを見て楽しんでくれたら素敵かも…と夢見ています。

ちゃちゃ
ちゃちゃ

耐震等級3は”数百年に一度程度発生する規模の地震による力(東京における震度6強~7相当)の1.5倍の力に対して、倒壊・崩壊しない家”を指すよ

ゆかり
ゆかり

住宅ローンの金利優遇、地震保険の割引があったりお得ですね

 

できたらいいなとおもう理想の条件

  • サンルームのリフォームができる
  • 都心へアクセスがいいが自然豊かなベッドタウン
  • 猫と走り回れるような広い廊下
  • 二階建て
  • 家と家との間隔が広い

自然豊かで都心へのアクセスのいいようなベッドタウンに本当は住みたい…。

建物の構造的に二階建てだ一番正方形に近いので地震に強いそうです。

サンルームは個人的な憧れです。

ベランダにつけるか1Fの庭部分につけるかですが、建ぺい率というものが家ごとに決められております。

サンルームは室内の扱いになるので建ぺい率を超えてはいけないであるとか固定資産税があがったりだとか、暖房効率が下がるなど大人の事情によりほぼ断念しています。

 

ちゃちゃ
ちゃちゃ

ちゃちゃサンルームほしいんだけど!

ゆかり
ゆかり

ゆかりは寝れるならどっちでもいいですよ

 

住宅のタイプはどれを選ぶ?建売?マンション?注文?新築?中古?

最終的に我が家は「新築建売」から物件探しをすることになりました。

理由としては3つ。

1つ目、間取りを一から考えてこだわりぬいた家を作ることが夢でもなく、優柔不断な性格すぎて家が一生建つ予感がしない。お金がありあまっていて趣味でしていいならやりたいですが…!

2つ目、マンションでは頭数制限がある場合が多いこと。夫より「今よりもっとたくさんの猫と暮らしたい!」と希望がありもしかしたら増えるかも…?と将来的なことを考えてやはり戸建て。

3つ目、中古物件を全面的に自分好みにリフォームしていくことに強い憧れはあったのですが、新築には10年の瑕疵担保責任というものがつきます。

一言でいうと「売主や請負人が欠陥に対する責任を負うこと」を指します。

中古物件の瑕疵担保責任は売主が業者の場合は2年、個人の場合は6カ月と短めです。

しかし、中古物件よりも新築より駅近の物件だったりと立地がよく、広い物件を安く手に入れられる可能性もありますし、リフォームが必要といっても新築でもいつかはリフォームが必要になるので時間の問題です。中古物件にもメリットが多くあります。

せっせと住宅ローン減税や補助金関係を加味したり家族の希望を話し合った結果、現時点でいちばん我が家にあっているのは「新築建売では」と結論がでました。

私見ですが、迷ってる方におすすめな住宅タイプ別おすすめの猫の家は以下になります。

  • 猫のためにこだわりまくった家を作るのが夢!→注文住宅
  • 間取りにさほどこだわりはないが猫のために広さを確保したい費用は抑えたい→建売
  • DIYが好き家を色々改造して猫仕様にしたい(平日に売主さんや仲介さんとアポ取れる人の方が有利)→中古
  • 猫の頭数を1〜2頭で今後増やす予定なし駅近などの立地優先→マンション

 

この結論が出るまでにも実際に物件を内覧してみて条件を見直したり、予算を計算しなおしたり、家族内で意見が違ったり、なんやかんやしていると本当に時間がかかりました…。

なんなら去年は話が頓挫して家探しをやめました。今の家でもいいじゃん?賃貸も素敵じゃん?

住宅購入ってとにかく選択肢と考えることが多いです。

どういう暮らしを実現させたいのか、どこなら妥協できるのか。

「100点はとれなくても80点はとる」という見方が必要なのかなぁと感じました。お金や時間があれば100点どころか120点とれたりするのですが、よそはよそ。うちはうちです。

 

次ではいよいよ波乱の内覧編についてまとめていこうと思います。

【共働き夫婦と猫が暮らす家】地獄の内覧と嘘【2話】
住宅購入をするまでにみた内覧の件数、営業さんの人数をまとめました。
猫と暮らす家
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飼い主

ただの共働き家庭のOL。20年越しの夢「猫を飼う」を実現し、猫好きに加速がかかりっぱなしな飼い主。家庭内ヒエラルキーは猫≧人間。猫への課金が趣味。

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