「高い買い物するけど目利きできないならプロに頼むべきなのでは…?」
住宅購入をするにあたり、調べているとホームインスペクション(住宅診断)の存在を知りました。
ざっくりいうと”住宅の健康診断”のようなものです。
不具合を見つけて、早めに対処するためのものです。
中古住宅の購入が盛んなアメリカなどでは主流の文化だそうで、絶対にやろうと思っていたこととの一つです。
今回は実際にホームインスペクションをしてみた感想とする前の注意点についてまとめました。検討中の方や結果が気になる方はぜひ最後までお読みください!
前回までの話はこちらから読めます!
ホームインスペクションって必要?不必要?
絶対に、必要です。
やってみて思いましたが住宅購入者全員したほうがいいです。
自分たちでしっかりチェックしたつもりの場所でもビスの止め忘れがあったりしました。プロの着目点はやはり違います。
不動産会社や売主が手配したわけではないホームインスペクターを完全な第三者として介入してもらうように手配することがおすすめやで!
ホームインスペクションをしようと思った理由
私自身が心配性な性格なのもありますが、あとから住宅関係の不具合が判明したときに不動産会社や売主とガッカリしたり揉めたりするのを避けたかったからです。
あとは、いざ直してくれるとなったとして修理の業者が家の中に入るとなった場合、知らない人間が苦手な猫たちに本来は発生するはずのなかった無用なストレスを与えたくなかったのもあります。
どうせ直すなら先にやってしまった方が楽です。
自分で目利きや点検ができないものはできる人に頼んで確かめてもらうのがいいと思っていました。
2000円のイヤホンをAmazonで購入するわけでもなく、何千万かの住宅を購入するわけです。個人的にはノーチェックなのは心配すぎます。
というわけで、チェックについて全く自分を信用していない派なのでプロにお任せすることにしました。
実際にホームインスペクションをした結果について
指摘をされた箇所の個数
要注意11個、異常ありが8個でした。
基礎や外壁のひび割れ、傾きなどの致命的なものはありませんでした。
しかし、基礎部分のセパレーターに防錆処理がなされていない、外壁の取付金具にシーリング処理がされていないなど処理をしない場合は錆で将来的に影響が出てくる可能性があるというものも報告されました。
「新築だから大丈夫!」と夫や不動産業者に言われていましたが、幻想でした。
費用
102,300円(税込み)でした。
基本の検査+床下詳細検査(床下まで潜って調査するもの)+写真付き報告書をお願いしました。
屋根も詳細調査を希望していましたが、構造上の問題により侵入が困難で目視で確認のみでした。
詳細調査はできるならしてもらったほうが、より正確な情報がわかるので可能ならしていただいたくことをおすすめします。
所要時間
約3時間でした。
本来の所要時間よりも急いでもらったほうです。
注意点
- 仲介の不動産業者や売主にホームインスペクションをいれたい旨を説明し同意を得ること
- 日程調整を自分たちで行うこと
- 平面図、立面図、地盤調査報告書など事前にホームインスペクターに提出する書類の準備が必要になる場合もある
- 調査に時間がかかることを心得ておくこと
- 季節によってはエアコンもないので待っているあいだが地獄すぎる
ホームインスペクションをいれる理想的なタイミングは住宅購入前だそうですが、調査しているあいだに売れてしまうこともあります。
我が家の場合は内覧会立会いのタイミングで入ってもらいました。
自分たちと不動産会社、工務店、ホームインスペクターのスケジュール調整が非常に難しかったです。
猫仕様のリフォームと引き渡し日、引っ越し日の兼ね合いもあったので余計にかもしれませんが…。
あとは、夏に実施したので関係者全員汗だくでした。
かろうじて屋根がある分マシですが、まだエアコンもない室内で3時間待つのは地獄です。暑さ、寒さの対策は万全にしてください。体調が悪くなります。
結果:安くはないし手間はかかるが、するのは満足度高い
不動産業者さんには「しなくてもいいんじゃないか」「自分で手配しないといけないんですよ?」と遠回しにやめとけといわれていました。
最終的に粗探しをしたいわけではなく、お互いのためにも住宅の現状は把握しておいた方がいいと説明資料を準備して説得し同意してもらいました。
内覧会立会いも1時間程度で終了するところが3時間ほどかかるので2時間余分につきあってもらうことになるわけです。
そのあたりも認識したうえでお願いすると円滑に段取りができると思います。
ホームインスペクションは想像していたよりも準備が大変でしたが、個人的にはしてよかったです。
いつか見つけたときにショックを受けるより最初に把握したうえで対処できるのはやはりメリットが大きいと感じました。
次回は猫仕様のリフォーム編の打ち合わせについて書いていきます!次回もお楽しみに!
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