「お風呂前に置いている珪藻土。うちの子は気に入っているみたいだけど大丈夫かな?」
珪藻土マットに体をこすりつけてゴロゴロと転がったり、なめたりする猫の姿を見ていると心配になってきますよね。
うちの猫たちも珪藻土マットが好きです。隙あらばゴロゴロしていました。
あまりきれいな物でもないのでやめさせてもすぐにゴロゴロ…。
今回は、猫が珪藻土マットが好きな理由、安全性、猫が使ってもいい珪藻土マットの選び方をまとめました!
猫が喜ぶ姿はみたいけれどこのまま使わせてもいいものか心配な飼い主さんはぜひ最後までお読みください。
猫が珪藻土マットを好きな理由
ザラザラとしたさわり心地が砂と似ているから
個人的に一番可能性として高いと感じています。
珪藻土は手で触った感覚としてはザラザラとしており、砂の感触に似ています。
猫は狩りのために自分のニオイを消して身をきれいにしておくこと(砂を使って身を綺麗に保つ行動をすること)に関心があります。
床に散らばった猫砂に対しても、うちの猫は身体を猫砂にこすりつけるようにくねくねと動く同じ仕草をします。
吸湿性に優れているから
猫の体は毛に覆われています。
床に寝そべっていた猫が移動した直後の床を手で触るとかなり熱くなっていることがあります。
暑くなって移動、暑くなって移動…を繰り返しているのはフローリングの通気性が悪いからです。
珪藻土は吸湿性に優れているので体温で熱くなりすぎることがありません。
飼い主のにおいがするから
飼い主のにおいがするものを嗅ぐと落ち着く猫もいます。
お風呂上がりの足のニオイが染みついた珪藻土バスマットは格好の獲物なのかもしれません。
珪藻土マットを猫が使っても安全なの?
結論から言うと、珪藻土自体には有害性はなく「安全」です。
珪藻土とは、珪藻(ケイソウ)という名の藻の一種である植物プランクトンの殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)です。
主に火に強い土として耐火レンガなどに利用されるほか、建材や塗り壁材としても利用されています。
これは珪藻土に空いている無数の小さな穴により、湿気を自動で調整することができます。
その小さな穴の数は木炭の5,000〜6,000倍と言われています。
ええ!?珪藻土って化石なの?知らなかった!
でも、アスベストが問題になったの聞いたことあるですよ?
珪藻土とアスベストの関係性って?
まだ記憶に新しい2020年12月。
ニトリやカインズで珪藻土バスマットにアスベストが含まれており自主回収をした事件がありました。
珪藻土単体では固着しないため、何らかの接着剤を必要とします。自主回収となった中国製品には接着剤としてアスベストが含まれていたため問題となりました。
日本では1975年にアスベストの使用は制限されていますが、中国ではアスベストの使用は制限されていないため混入されたものが流通したと考えられています。
接着成分として何が使われているのかを注目するべきですよ
猫が使っても安心な珪藻土マットの選び方
接着成分が安心できる素材
有名なsoil(ソイル)は珪藻土、ひる石(バーミキュライト)、紙でできています。
接着成分がなにか、安全性は担保されているのかを調べましょう。
日本製
中国製品での自主回収の件を踏まえると成分規制が国内の基準で作られているものが安心できます。
海外製品よりも日本製が安心できます。
ほどよいサイズ感、重さであるもの
猫が使うものなので大きすぎず、程よい重さはあるものの重すぎないものがいいです。
掃除機をかけるときに片づけないといけないので重すぎると日常生活でのプチストレスにつながってしまいます。
実際に猫たちに選んだ珪藻土マットは?
我が家ではあまりにも猫たちが気に入った様子だったので「なのらぼ 猫ねころぶマット」を設置しました。
まず、豆型のフォルムに猫が彫られているのがとってもかわいいです。
成分も珪藻土、消石灰、パルプ繊維とアスベストを含んでおらず日本製です。
重量も1,22㎏と片手で持ち上げられる重さで、猫用珪藻土マットなのが決め手でした。
実際に猫たちも取り合いをするほど気に入って使ってくれています。
最近は譲り合って使ってくれるようになりました。
デメリットは、猫の毛が非常によくこの珪藻土マットに絡めとられてしまうため定期的に掃除をしないといけないことです。
100均の猫の毛をとるスポンジでささっと撫でるとすぐにきれいになってくれるので今のところは大きなストレスは感じていません。
結論【珪藻土マットが好きな猫には猫専用珪藻土マットを用意するべし】
人間の珪藻土マットはやはり汚れていたりして心配ですし、猫の毛がお風呂上がりの濡れた足裏につくとストレスを感じてしまいます。
猫は猫の珪藻土マット、人間は人間の珪藻土マットと分けましょう。
猫用にと用意した珪藻土マットが使われなかったらどうしようと考えましたが、人間用の珪藻土マットとしても使えます。
毎日ゴロゴロとくつろいでいる姿を見ると用意してよかったと思えます。ぜひ珪藻土マットが好きな猫には用意してみてください!