「うちの猫のために病気のこととか勉強しておきたいけど本を読むのはちょっと苦手だし、よくわからないな…」
動物病院で先生の話を聞いていても分かったような分からないような…。
ネットで調べても内容は分かったけど「原因は?なにが起こってそうなったのか?」などなどなんだか説明がしっくりこないと感じる場面って多くありますよね。
私も病院で先生に質問をして回答をもらってそのときは分かったつもりになるのですが、家に帰ると「あれ?この病気の仕組みってなんだっけ?」と後から疑問が出てきたりします。
猫の病気やけがに対しての基礎知識があればもっと獣医師の先生ともより円滑なコミュニケーションがとれるのかもしれません。
今回は”愛猫が病気やケガをしたもしものときに備えて理解度を深めるのに役立つと本”を紹介していきます!ぜひ最後までお読みください。
この本を読もうと思ったきっかけ
もともと「はたらく細胞」のシリーズは漫画でもアニメでも知っていました。
学生時代に生理学を勉強していたのですが、組織の名称や血液の働きなどがイラストでわかりやすく説明されているので非常に理解がしやすく内容も正確でとてもお世話になりました。
今回のはたらく細胞猫は原作に獣医師の蒼空チョコ先生がいらしゃると聞きわくわくしながら手に取りました。
こんな人におすすめ!
- 猫の病気について勉強したい人
- 文章よりも漫画(イラスト)の方が理解がしやすい人
- 猫関係の漫画を読むのが好きな人
- かわいい三毛猫に癒されたい人
「はたらく細胞猫」を読んだ感想
イラストだとやはり理解がしやすい
1巻の内容は「ダニ予防」「嘔吐」「毛球症」「猫ひっかき病」「爪切り」とどの猫でも一度は経験をしたことがある内容になっています。
例えば、嘔吐の回では飼い主の女の子がミケちゃんのごはんの催促に負けてしまい追加でカリカリをあげてしまいます。
胃では大量のフードが流れ込んできて水分で膨張し胃を圧迫する場面がダムのような場所で細胞たちがそれぞれ連絡と指示をします。
胃の防衛機能として嘔吐反射が起こる様子が場面が描かれます。
「フードを小分けに与えましょう」と聞いてもなんとなくその方がいいらしいとぼんやりと認識しているのと、嘔吐のメカニズムを知ってから「フードを小分けに与えましょう」と聞いたときの印象がまるで違います。
なぜ、それが猫にとって必要なのか、どうしてリスクがあるのか?が知れるのは貴重だと感じました。
ちょこっとコラムがとても勉強になる
「タバコによるペットのリスク」などお話に関連した知識が説明されています。
漫画でメカニズムを理解したあとの説明なので頭に残りやすかったです。
知っていると猫との暮らしに役立つこと、猫と飼い主が暮らしやすくなるヒントが詰まっています。
猫に関する小ネタが面白い
猫の体内にいる細胞たちは登場人物がすべてかわいい猫耳としっぽがついています。
他にも細胞たちの食事(グルコース)がちゅ~る型だったり、カリカリくん、乳糖オフのミルクだったりと猫を飼っている人ならくすりとしてしまう場面もありました。
びっくりしたときはしっぽがボアボアになったり猫らしい動きをするのも猫のボディーランゲージとリンクしていてとても面白かったです。
細胞たちの主であるミケちゃんがとってもかわいい
中高生のひなたちゃんに拾われた野良猫のミケちゃんなのですがあざとくて本当にかわいいです。
飼い主のひなたちゃんの家族もミケちゃんの可愛さにメロメロになって変化していく様子を見守る形で話が進みます。
見ていて「うちも猫を飼いはじめてから変えたことがたくさんあるな…」と共感ができました。
結論:「猫の病気やケガについて勉強したいかも」と思った飼い主さんにおすすめ!
文字だけよりもイラスト付きの方がやはり理解のしやすさが違います。
漫画に出てくる登場人物たちが実際に愛猫たちの体を支えているのかも…?と思うとなんだかとっても感慨深い気持ちになりました。
「猫という生き物についてもっと知りたい!」という飼い主さんにはとっても役立つ内容になっています。ぜひ、実際に読んでみてください。