「なぜだかうちの猫が寝ていたところに黒い粒があるな…?これってなに?」
結論から言うと「ノミのフン」です。
我が家はそれを見逃しており大変なことになっています。
なぜか体をかゆがる猫にシャンプーをした日のこと。
黒い粒がぴょんと猫の体を跳ねました。
慌てて動物病院に連れていたところ
ノミがいますね~
と伝えられました。なぜ気が付かなかったのか。
「完全室内飼いで冬。ノミなんてつくわけがないだろう」と油断をしていました。
ノミが一度ついてしまうと、ほかの猫にも人間にも被害が及びます。医療費は×頭数です。
そして家中をノミ駆除のために徹底的に大掃除をすることに…。
ノミの駆除に困っている人やもしものときに備えて対策をしておきたい人へ向けて実際に行っていることをまとめました。ぜひ最後までお読みください!
うちの子は大丈夫?ノミの発見方法について
猫の背中や寝ていた場所に黒い粒がないかを探す
黒い粒のようなものがあったら要注意です。
濡らしたティッシュの上にこの黒い粒をおくと赤茶色になった場合「ノミのフン」です。
ノミは動物の血を吸うため、フンも赤茶のような色になります。
ノミ取りくしを使う
コームよりも目が細かいのがノミ取りくしです。
同メーカー同シリーズですが、左がコーム、右がノミ取りくしで違います。
病院での診断方法も背中をノミ取りくしでといて黒い粒が付いてくるかどうかで診断をしていました。
ノミの生態について
ノミの大きな特徴として、卵から幼虫、さなぎ、成虫という4段階の発育を経て、姿を変えながら成長することが挙げられます。
この発育段階によって効く薬や効かない薬があること、さらには犬・猫の体表にいる成虫だけを取り除いてもすぐに卵から発育・繁殖することが、ノミを簡単に駆除できない理由となっています。
ノミは、通常1.0日~6日間で卵からふ化して幼虫になり、2度の脱皮をした後、さなぎから成虫になります。ノミの成虫は、光や熱、二酸化炭素に反応して動物の体表に寄生します。寄生すると8分以内に吸血を開始し、36時間~48時間以内に産卵(1日平均30個)します。その後も体表上にとどまり、吸血と産卵をくり返して、通常1~2カ月で一生を終えます。ノミの成虫が犬・猫の体表で過ごすのは、生涯で見るとほんの一瞬にすぎません。多くは犬・猫の周囲(飼育環境)で過ごしているのです。(ノミってどんな虫?その生態、と一生について)
ノミは自然界に生息しています。
アリが地面をあるいているのと同じレベルでいます。
完全室内飼いをしていても”人間の衣服に付着してくること”や”動物病院への通院の道中”などでもらってくることはありえます。
もしノミがいた場合の対応方法はどうする?
動物病院に行く
まず動物病院に行って診断を受けます。
もちろんノミ以外の原因があるかもしれません。医師の指示に従ってください。
我が家の場合は「マイフリーガード」という駆除薬を処方されました。
診察・治療の代金は2,300円ほどでした。
家中を徹底的に掃除する
猫用品・ソファーカバーなど洗えるものは洗う
布製品にノミの卵やフンがついている可能性があります。
徹底的に洗って乾燥機で乾かしてください。
ソファーをお湯でつけおき洗いをしたところ、赤黒い水になりました…。
ノミのフンは赤茶色になる、ノミが見つかった家の布製品はつまりはそういうことですね…。
2週間は家中を掃除する
食べこぼし、埃・髪の毛などはノミの住処や栄養になってしまいます。
家に不要なゴミを与えないように徹底的に掃除をします。
掃除機で吸った後のゴミもすぐに捨てます。
駆除薬を3か月は続ける
こちらも獣医さんの指示に従ってください。
我が家の場合ですが、家の中に潜んだノミの卵が滅しきれない場合も考えて孵化のサイクルを考慮し3か月は続けていきます。
バルサンを焚く
猫はお風呂場に避難してもらってバルサンを焚きます。
「くん煙剤」が一番効果が出ます。
ただし、マンションの場合は火災報知器が鳴ってしまう可能性もあるため「くん蒸剤」が推奨されいます。
効果は「くん煙剤」>「くん蒸剤」だと記載がありましたが、ノミを駆除するには十分でした。
使用後には動けなくなったノミが数匹いました。
実際に使ってみた時の注意点などについて詳しくまとめたものはこちらの記事で紹介しています。
ノミ取りくしでノミを捕獲していく
駆除薬をつけられたノミは弱っているので、手で取ることもできます。
ただし、取り逃がす可能性やノミを潰してしまうリスクがあります。
もしもメスのノミを指で潰してしまった場合は卵が2000個以上が飛散されるという説もあります。
ノミ取りくしでとって、粘着テープなどで捕獲、中性洗剤を溶かした水に沈めてください。
一番いい対策はノミを発生させない予防が大切!
予防薬・駆除薬を処方してもらう
ノミが過ごしやすい環境は温度20~30℃、湿度70%以上といわれています。
猫を飼育しているご家庭では暖房が常時ついていること、マンションなどは比較的暖かいことが影響して冬でもノミも元気に過ごしていることがあります。
春~秋に予防薬を処方してもらう、または通年予防薬を付けることを相談してみましょう。
ダニ予防を使う
アース製薬のマモルームというダニ予防。
ダニを無力化することができるそうです。
Q.ペット(犬や猫など)や観賞魚がいる部屋で使っても大丈夫ですか。
A.通常の使用方法であれば水棲動物を含むそれらのペットに影響はないと思われます。閉めきった部屋や狭い部屋で使用する場合は、ときどき換気をしてください。
なぜかとってもおしゃれです。
ペット用アースノーマットは蚊用なので併用して使うと効果も倍増しそうです。
予防的な意味合いでダニも駆除するのも安心できます。
消毒洗浄スプレーを活用する
猫を飼育しているフォロワーさんおすすめのスプレーです。
猫が舐めてしまっても問題ないのでノミの絶好の繁殖ポイントになる窓辺のキャットタワーなど洗えないものにふりかけています。
ちょっとお値段はしますが、猫カビにも効果があるそうで獣医さんにおすすめされました、などのレビューがあり信頼できそうだったので選びました。
ニオイについては問題がないようでうちの猫たちは気にしていませんでした。
結論:日頃のチェックと予防でノミを防ぐ
気がついた時には家にノミが大繁殖をしていた…。
我が家は毎日掃除とノミに苦戦する日々です。
畳のある家でノミが繁殖してしまった場合は根絶も難しく、獣医さんは家を引っ越しまでしたそうです。
ノミの駆除は大変なので予防と早期発見をおすすめします。
早めに病院に相談を!